販売管理ソフトわくわく販売管理9 Windows 11/10 対応システムの変更点と商品台帳の移行手順

システムの変更点(Ver4.0 → Ver9.0)

2019年10月1日施行の消費税法に対応するため、以下の項目が変更されています。

商品台帳

商品台帳の[売上単価]では、新たに[税込10%][軽減税込8%]が選択できるようになりました。

わくわく販売管理5|商品台帳の売上単価の税率

売上伝票

売上伝票の[基本消費税率](伝票日付の取引に適用される法定の消費税率)で、2019年10月1日以降の取引には「10%」が適用されます。伝票日付を登録すると自動で選択されますが、「軽減8%(軽減税率8%)」や、経過措置が適用される取引のために、「8%」や「5%」の法定税率も選択できるようになっています。

わくわく販売管理9|売上伝票の基本消費税率

締切処理

複数の消費税率に対応して集計、計算を行います。締期間中に複数の消費税率の伝票が存在しても、正しく計算します。

区分記載請求書等の作成

令和元年10月1日施行の消費税法令改正にともない、請求締切時に区分記載請求書等の作成・印刷を可能にしました。

データコンバート処理(バージョンアップされたユーザー様)

商品台帳の登録内容が以下のように変換されますが、消費税率10%への自動対応は行いません。

項目 旧台帳 新台帳
売上単価 税抜 税抜
売上単価※ 税込 税込5%
売上単価 税込5% 税込5%
売上単価 税込8% 税込8%

※Ver2.1をご利用の場合

商品台帳の変更作業

商品台帳の売上単価を税抜単価で登録されている場合は、変更作業は不要ですが、税込8%で登録されている場合には、「税込10%」や「軽減税込8%」への変更作業が必要になります。

台帳を変更する

台帳を呼び出し、新しい税込単価と税率を登録します。

わくわく販売管理5|商品台帳の売上単価の税率

新しく台帳を作成する

次のケースの場合は、新しい台帳を作ることをお勧めします。

  • 新商品として扱う場合(流通に卸している場合など、単価変更は新商品登録が必要なケースがよくあります)
  • 商品点数が多く、台帳変更に時間がかかる場合
  • 消費税の経過措置対応で旧税率の台帳を変更できない場合

商品台帳の参照(明細入力時の商品台帳の参照)

売上伝票の明細の入力時に、税率が合わない台帳を参照しないよう、コード参照に参照制限機能を設けています。

  • 基本消費税率が8%のとき
    売上単価が、税抜で登録されている商品と、8%税込単価で登録されている商品を参照します。
  • 基本消費税率が10%のとき
    売上単価が、税抜で登録されている商品と、10%税込単価で登録されている商品を参照します。
  • 基本消費税率が軽減8%(軽減税率8%)のとき
    売上単価が、税抜で登録されている商品と、軽減8%税込単価で登録されている商品を参照します。

すべての商品を参照したい場合は、売上伝票の機能ナビの下の方に表示されている[コード参照]ボタンをクリックして、[伝票の基本消費税率と異なる税率で登録した商品も表示する]を選択(チェック)してください。

わくわく販売管理9|コード参照オプション

基本消費税率が10%の伝票で、8%の税込単価で登録されている商品を選択すると、税込価格をそのまま参照し、内税額を10%に再計算します。

明細登録後に、基本消費税率を変えると
商品ごとに表示されている単価を固定したまま、消費税を再計算します。
税抜単価で登録されている商品は、外税額を新しい税率で再計算します。
税込単価で登録されている商品は、内税額を新しい税率で再計算します。

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