青色申告ソフト青色申告の基礎知識や帳簿作成などについて実践的な内容をご案内するコーナー青色申告の基礎知識(青色申告ガイダンス)

預金出納帳から入力できる取引(その2)

女性

前回に続いて、もう一つの口座へ支払関係の取引を入力してみましょう。

メニューから[日常業務]→[預金出納帳]をクリックし、[科目もくじ(F4)]ボタンをクリックして「普通預金」の「いろは銀行(出)」を選択します。

この口座には、前回、11月17日の日付で入力した預け替えの取引が、すでに見て取れることがわかります。

こちらの口座では、支払関係を入力してみることにします。ひきつづき取引例を日記風に書くとこうなります。

11月17日

【仕訳例5】翌週の支払のために費用支払用の口座へ30万預け替えた。

※この取引は入金用口座側から入力ずみですので、二重に入力する必要はありません。

11月22日

【仕訳例8】東京商事へ仕入代金55,000円を支払った。振込手数料440円は当社が負担した。

日付/番号 コード 相手科目 摘要 預入 引出
R1/11/22 1510 買掛金 仕入代金支払 55,000
預金 8 0001 東京商事

【仕訳例9】ツケで買った仕入の代金を支払ったときは相手科目は「買掛金」とします。振込手数料も続けて忘れずに入力します。

日付/番号 コード 相手科目 摘要 預入 引出
R1/11/22 2503 支払手数料 振込手数料 440
預金 9

【仕訳例10】大阪商会へ仕入代金33,000円の支払いに際し、先方負担の振込手数料330円を差し引いて32,670円を振り込んだ。

日付/番号 コード 相手科目 摘要 預入 引出
R1/11/22 1510 買掛金 仕入代金支払 32,670
預金 10 0002 大阪商会

【仕訳例11】振込手数料が先方負担の場合には、その分を差し引いて支払う方法が一般的です。

日付/番号 コード 相手科目 摘要 預入 引出
R1/11/22 1510 買掛金 先方負担の振込手数料 330
預金 11 0002 大阪商会

そして、このように振込手数料の入力をするとき、相手科目を「買掛金」にすることで、振込手数料が自分の経費ではなく「買掛金」の支払に充てていることを示すことができます。

11月25日

【仕訳例12】自宅兼事務所の電気代2万円が口座より引き落とされた。

日付/番号 コード 相手科目 摘要 預入 引出
R1/11/25 2500 水道光熱費 20,000
預金 12 0001 電気料金

事業用口座から引き落とされた家事関連費は、いったん上記のように全額を計上しておきます。あとで電気代だけの年間合計が集計しやすいよう、上記の例では「水道光熱費」勘定の補助科目として「電気料金」という項目を設けています。

家事関連費は、決算のとき支払った費用を合計し、家事分を費用から減額して事業主貸勘定へ振替処理します。この、決算時の振替処理は、決算についてのお話しのときに詳しくご説明します。この時点では、支払の記録として支払った額をそのまま記帳してください。

このページの出納帳を印刷すると、このようになります。

補助元帳−普通預金(いろは銀行(出))

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