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国際会計基準(IFRS)で損益計算書が変わるの?

掲載日2024年7月31日

会計には大きく分ければ米国基準、日本基準、ヨーロッパ基準の3基準が存在します。

国により会計基準が異なるため、異なる国で作成した決算書はその内容を簡単には比較検討できない、という問題が長く存在していました。

そこで、この問題を解決するために世界共通の会計基準となるIFRS(International Financial Reporting Standards、国際財務報告基準)が作られました。

IFRSは、ヨーロッパの会計基準がベースとなり作成されています。2027年度からは損益計算書の構造が変わり、新たに「営業」「投資」「財務」の3区分が設けられます。

この情報を知った経営者の方から、先日、「2027年から損益計算書が変わるんですか」と聞かれました。確かに損益計算書は変わりますが、日本国内でIFRSを適用しているのは上場企業が中心です。個人的には、海外企業との取引が多い企業など一部の企業を除けば、中小企業においてIFRSを導入するメリットはまず無いと考えます。

ただ、IFRSの改定が中小企業の会計や決算書に影響を与えてくる可能性がゼロとは言えないため、損益計算書の概要を簡単に理解しておくことは意味があるでしょう。

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