会計ソフト経理・法律に関する情報税理士 田中先生のワンポイントアドバイス

海外進出と税金

掲載日2018年6月1日

中小企業の海外進出でよくあるトラブルが税金関連のものです。当然ですが、お国が違えば税金の仕組みも違ってきます。

例えば中国では、経費の税金上の取扱いについて、日本とは異なる次のような制限があります。

  1. 広告宣伝費について
    事業関連の広告宣伝費については、売上高の15%以下の金額が経費にできる。ただし、15%を超えた部分については、翌年度へと繰り越すことができる。
  2. 福利厚生費
    福利厚生費については、賃金及び給与の総額の14%以下の金額が経費にできる。

海外進出を検討するに際しては、現地の税制に詳しい事務所などに相談して税制の違いを理解し、税負担がどうなるのかを十分にシミュレーションしておく必要があります。

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